とにかくさじ加減が絶妙な映画なんです。大きなストーリー展開は無いけれど、まるで知ってる子のエピソードのように可笑しく思い出されるような。だけど、カワイイ!と目を細めてしまう大人目線からの可愛らしさとは少し違う、その自分がその場に居合わせたら笑って目配せしたくなるような共感できる微笑ましさといったところでしょうか。
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佇まいからしてちょっとワケな感じの転校生のジュリアンは、観ることが出来ないテレビ番組の話をうまく聞きだすことで級友達との会話を成立させていました。頭の良い大人びた子なんです。でも理不尽な状況に置かれていて・・・彼のその後を語る先生の楽観的ではないけど誠実な言葉が心に残ります。
ところで、この映画を知っている人の評価はとても高いのに、DVDを手に入れようと思ったら5作品のセットものでしか入手困難なんですよね。このセットには私の大好きな「暗くなるまでこの恋を」と「恋愛日記」、他には「アデルの恋の物語」や「野生の少年」が収録されていています。「暗くなるまでこの恋を」はジャン=ポール・ベルモンドとカトリーヌ・ドヌーヴ主演のサスペンス。サスペンスとしてはイマイチなのかもしれませんが、恋愛ものとして大好きです。
「恋愛日記」は女性の脚をこよなく愛した男の悲喜劇。主人公はプレイボーイという風貌じゃないのに、どこか不安げでほっとけない感じに多くの女性が惹かれるんでしょうね。私も共感ポイントはない筈なのに、とても印象に残っていて、何故か好きな作品です。
録画があるのでなかなか手が出ないけど、ビクトル・エリセ監督の作品
フランソワ・トリュフォー監督の作品では、「終電車」
「終電車」
「日曜日が待ち遠しい!」
「緑色の部屋」



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